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───  それから、mixiなどで告知されている撮影会がはじまったんですか?
中村   はい。
そのうち自分の子どもを
撮ることに飽きてきて(笑)、
他の子どもも撮りたいなと
思うようになったんです。
でもそこらへんに歩いている子撮ったら
問題になる時代ですから。

そんなとき、mixiで子育てつながりの
マイミクさんがいたので、
撮ってあげたんです。
そうしたらすごく褒めていただけて、
私も撮ってほしいという人が
何人も現れたので、
はじめは利益度外視で、1組1500円に、
撮った写真を800円するアルバムに
付けてあげてやったんです。
そうしたら、35組くらい集まっちゃって。

───  すごい(笑)。
中村   これでは楽しいけどあまりにもと思い(笑)、
もし実物ではなく、
デジタルデータを渡す形式にすれば、
機材を揃えるための資金の足しに
なるかもしれないと思って、
2回目をやったら、50組の方々に来ていただいて、
写真もおかげさまで好評で、
それが段々クチコミで広まっていって3年たち、
今に至ります。

───  撮影会はいつも、
どんなふうにやられているんですか?
中村   いつも、20〜30組くらいの
親御さんを公園に呼んで、
一組を5〜10分で撮っていくという感じです。
こどもが一番良く写る場所、
光や背景の状態が良くて、
あまり人通りの多くない場所を
選んで撮っています。
そうやって撮った写真を見て、
私もこういう写真を!と言って
参加してくれる方もいます

───  あぁ、そういう心理は分かりますね。
中村   でも、リピーターの方などから、
この前は緑の植物の前で撮ったから
今度は花壇の前で撮ってほしいとか、
海とランドマークを入れてほしいとか
リクエストをいただくことがあるのですが、
背景をそこまで入れると人物が
小さくなりすぎてしまうぞとか、
その場所の光の状態がよくないぞとか、
背景と人物どちらを撮ろうとしているのか
わからないとか......
葛藤しながら撮影することもあります。

あとは、要望ごとに場所を再検討して
セッティングを変える時間もなかったりで、
申し訳ないのですが、
応えられないこともあります。

───  うーーん、難しいですね。
中村   ぼく自身、親の立場としても言うと、
そういう背景とかの外的な変化よりも、
前回参加頂いてから時間が経っていますから、
より子どもの小さい変化も見てあげてほしいな
というのはあります。

たとえば髪型を変えてあげるとか、
洋服を変えてあげるだけでも、
印象って全然変わってきますしね。

───  なるほど。
中村   まずは、子どものことを
よく見てあげてほしいなって。
それがあってはじめて、自分で撮るときに、
子どもがたとえ変な顔をしてしまったりしても、
気にしないでいろいろな表情を残してあげるとか、
さっきの構図の話にもつながってくると思うんです。

でもぼく自身、
こども写真の専門家ではありますが、
ことカメラの技術に関しては、
まだ全然たいしたものではないんです。
子どもの写真を撮るのであれば
「負けないぞ」とは思うんですけれど、
別のものの写真を撮るとなったら、
ぼくなんてショボショボです。

ただ、カメラのメーカー、
親御さん、プロのカメラマン、
それぞれからちょうど
いい位置にいるとは思っていて、
カメラを独学で学んで今
こんなことをしているぼくだからこそ、
書ける記事があると思っています。

読んでいる人の習熟度によって、
引っかかるポイントが変わるようにしたり、
この回のココで書いてあることは、
別の回のあそこでも取り上げられていたぞとか、
時間が経っても普遍的な内容になるように、
工夫は尽くしました(笑)。

ぜひひとりでも多くの方に
参照していただければと考えています。

───  それは読んでいて、すごく伝わりますよ。
中村   ありがとうございます。
あともうひとつ、自分で撮られるなら、
誕生会とか運動会のような、
行事毎の場面だけでなく、
ぜひ日常の写真も
撮っていただくのをオススメします。

たとえば朝起きてすぐとか、
ある特定の時間帯を撮った写真って
少ないんですよ。

───  あぁ、そう言われると確かにそうですね。
中村   ひとつ試してみてほしいのは、
なんてことない日常的な
1日の表情を追ってみることです。

朝、寝ぼけた写真でもいい、
うまく撮る必要は全然ないんです。
保育園の登園の時とか、
1日の中のひとつひとつのシーンに対して
積み重ねていくことで、思い出がより
立体的に残せると思います。

───  すごく、それはそうした方が
良いんだろうなっていうのが、
浮かびますね。
でもそれ、撮影でも
中村さんがやってみたらどうですか?
中村   はい、
実はそのうちやりたいなと考えているんです(笑)。

  中村さんのインタビューはこれで終了です。
中村さん、ありがとうございました!


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10年05月10日

さいきん紹介した中村愛インタビュー